住生活空間の省エネルギー化による居住者の健康状況の変化等に関する調査説明書(冬季調査)2018年度調査

■1. 調査の目的
本調査は、国土交通省スマートウェルネス住宅(SWH)等推進モデル事業で改修補助を受ける世帯等の改修前後の住環境・健康データの収集を行うもので、国土交通省補助事業として一般社団法人日本サステナブル建築協会に設置された「スマートウェルネス住宅等推進調査委員会」が全国の学識者・モデル事業者等と連携・協力して調査を実施いたします。
■2. 調査対象者の条件
本調査にご協力戴ける方は、下記の条件に合致している方です。
・スマートウェルネス住宅等推進調査事業(SWH)補助金を用いた改修工事を居住している住宅で実施予定であり、今回は改修前調査として実施する方、または以前にこの調査を以前に実施済で、今回2回目以降の調査を実施する方
・改修する住宅に居住して調査を実施すること、または既に調査を行った住宅と同じ住宅で調査を実施すること(建て替えの場合で事前にご連絡いただいた場合を除く)ができる方
・改修前調査(または1回目調査)の後に改修後調査(または2回目以降の調査)を、同一人物で実施できる方
・3.「実施内容」に記載の項目を実施することが可能な方
・事前に(または1回目の調査の際に)調査に関わる同意書を提出戴いている方
・20歳以上の方
■3. 実施内容
下記へのご協力をお願いいたします。
■4. 調査の対象者について
測定調査へのご協力は、20歳以上の方で、1世帯において世帯主1名と同居者1名の合計2名の方が対象となります。14日間、同一の方が測定を行ってください。 また、アンケート(上記3.お願い事項の8)のみ、測定調査の2名以外の方(20歳以上)にも任意の同居者アンケートをご協力を戴けましたら幸いです。
測定調査を行う同居者の方は、世帯主の配偶者の方を優先とし、配偶者のご協力が難しい場合は、同居者の中でより高齢の方がご協力くださいますようお願いいたします。
2回目以降の調査については、全員が同一の方がご協力願います。やむを得ない理由で同一の方が調査できない場合には事務局までお申し出ください。
■5. 調査スケジュール
- 測定期間測定機器到着後速やかに(必ず5日以内に)開始し、14日間。なお設置は温湿度計を先に設置し、血圧・活動量の測定開始時刻は朝から開始してください
- 同意書・振込銀行指定通知書・特定健診等受診結果(写し)の返送返送指定日までに返送用封筒等(指定する方法で)返送
- 測定機器・測定日誌・アンケートの返却返送指定日までに送られてきた段ボール箱にて郵送(郵送費は不要)
■6. 調査終了後について
謝礼について
本調査ご協力の御礼として、以下のように謝礼をお支払いいたします。なお、振込予定は測定時期により異なりますので同梱される説明書に記載いたします。
- 測定調査にご協力いただく世帯主および同居者の方(1世帯最大2名)
- 測定調査、日誌記入、アンケート調査の回答の全てを実施5,000円/人
- 健診結果(写し)のご提供(任意)※但し平成31年1月31日まで、又は調査事務局(JSBC)から予め指定された日まで提出されるものに限る。5,000円/人※
- 測定調査を行わない同居者の方
- 任意の同居者アンケートへのご回答1,000円/人
調査結果の送付について
世帯ごとの調査結果は、調査関連資料の返送完了後6ヶ月程度で世帯主の方へお送りします。
次年度以降の調査ご協力のお願い
改修を行った方(改修後前調査)以外は、次年度の改修後調査へのご協力もお願いいたします。また、次年度以降(5~10年後)もこのような調査を実施していきたいと考えております。実施の際は引き続きご協力くださいますようお願いいたします。
■7. 振込銀行指定通知書への記入について
- 調査ご協力の御礼として銀行振込により謝礼をお支払いする予定ですので、初めての調査の方及び内容に変更がある方は「振込銀行指定通知書」へのご記入をお願いいたします。
■8. 健診結果(写し)の提供(任意)
- 測定調査(血圧・活動量)にご協力いただく方の健診結果(写し)をご提供ください。※特定健診対象外の方は、定期健診の受診結果(写し)をご提供ください。※40歳以上の方で、職場で毎年受診される定期健診は、特定健診の内容を網羅していますので、そちらの写しをご提供ください。
- 健診結果の対象年度については次の通りです。 ・改修前調査又はβ検証調査の方は、今年度の受診結果 ・改修後調査の方は、改修後に受診した結果に限る。
- 未受診で提出希望の方は、年度内かつ改修工事前に受診していただき、指定期日までに後日返送用封筒にてご返送ください。(締め切り平成31年1月31日着)
- 各自治体で特定健診等の基本項目として指定されている項目をご提出ください。※なお、受診項目は下記項目を基本としてください。下記項目が自治体の特定健診等の基本項目に含まれていない場合は、各自治体指定の基本項目のみの受診で構いません。
- 体型:身長、体重、BMI、腹囲等
- 血液:空腹時血糖、HbAlc、中性脂肪、血中コレステロール等
- 血圧:収縮期血圧、拡張期血圧等
- 検尿:尿糖、尿たん白、尿酸等
- その他:既往症、服薬歴、心電図、胸部X線検査等
■9. 調査で使用する測定機器の概要
①温湿度計・温度計(床用)で… 室内の温度・湿度を把握できます。
① 置いておいていただくだけで操作は必要ありません。
・開始指定日の前日までに設置してください。
・機器内に測定データが保存されるため、ご自身で値を記録する必要はございません。
②家庭血圧計で… 血圧の変動を確認することができます。
① 簡単なボタン操作で測定します。
・起床時/就寝前に測定します。
・1台で2人分の測定が可能です。
・測定結果は自動で送信されるため、ご自身で値を記録する必要はございません。
③活動量計で… 1日の活動量の変動を確認することができます。
① ズボン・スカートやベルトに装着します。
・就寝時と入浴時を除く終日装着します。
・機器内に測定データが保存されるため、ご自身で値を記録する必要はございません。
② 外出時間や機器装着状況について、測定日誌に記入してください。
■9.1 温湿度計・温度計の使い方の詳細
1) 温湿度計・温度計(床用)とは
温湿度計・温度計では、室内の温度・湿度を確かめることができます。
電池式ですので、コンセント等につなぐ必要はありません。 温度・湿度は自動的に記録されます。
2) 温湿度記録計の設置場所について
ラベルの表示に従って、次の3か所に温湿度計・温度計各1台ずつ設置をお願いします。
- 居間(温湿度計:床から1m、温度計:床面)
- 寝室(温湿度計:床から1m、温度計:床面)
- 脱衣所(温湿度計:床から1m、温度計:床面)
※寝室等が複数ある場合は、血圧測定に参加する方がよくご利用になる居間や寝室に設置してください
棚の上に置くなどして設置してください。 置いていただくだけで、操作は必要ありません。
測定器の設置例
また、以下の点を満たすよう注意してください。 (詳細は機器同梱の説明書に記載)
- (1) 直射日光が当たらず、動かす必要のない場所
- (2) 暖房や冷蔵庫・テレビなどの発熱機器から離す
- (3) 機器のボタンには触らない
- (4)温湿度計のセンサー部は床や壁に触れない
- (5)床置きの温度計は、できるだけ温湿度計の真下となるように、また床暖房等床を温める暖房の上には置かずに、カーペットやラグ等を上からかぶせないようにする
■9.2 家庭血圧計の使い方の詳細
1) 家庭血圧とは
家庭血圧とは、ご自宅で測定する血圧のことをいいます。
1日2度それぞれ2回ずつ(計4回)、ご自宅の居間で、座った状態で測定してください。
- 起床後1時間以内 2回⇒ トイレを済ませ、朝食と服薬の前に測定してください
- 寝る直前 2回
2) 測定方法について
- 写真のような血圧計を使ってご自身で測定していただきます。
- 次のような手順で測定を行います。(2回連続測定をしてください)
家庭血圧測定時には、以下の点に注意してください。
- (1) 測定対象者以外の方は、測定を行わないでください。
※データが自動転送されるため、どなたが測定されたものか判断がつかなくなります。 - (2) 素肌または薄手の肌着などで測定してください。
- (3) カフ(腕帯)をしっかり巻いてください。⇒ OKの場合
、ゆるい場合
が表示されます
- (4) 世帯主の方は
のスイッチを、同居者の方は
のスイッチをそれぞれ押して測定を開始してください。
- (5) 測定スイッチを間違えて測定してしまった場合は、再度、正しいスイッチを押して測定を行ってください。
※正しいスイッチでの測定が、1日2度それぞれ2回ずつとなるようにしてください。また、測定日誌の備考欄にその旨をご記入ください。<記入例>朝の1回目の測定を間違えた。 - (6) 測定中は、話さない・動かないでください。⇒ 動くと、
が表示されます
- (7) 続けて測定をおこない、腕がうっ血状態になった場合には、カフ(腕帯)を巻いたまま、手を高く上げ、手のひらを握ったり開いたりの運動を15回くらい繰り返してから、測定を行ってください。
■9.3 活動量計の使い方の詳細
1) 活動量とは
一日に消費するエネルギーのうち、体を動かすことで消費されるエネルギーのことです。ふだん十分な運動ができているか確認してみましょう。
2) 測定方法について
- 装着方法ラベルの表示に従って、世帯主の方は「①世帯主用」の活動量計を、同居者の方は「②同居者用」の活動量計を選んで装着してください。 腰に装着しておくだけで測定可能です。
※画面表示が消えても記録されています腰に装着できない服装の場合は、ポケットに入れてクリップで固定してください。
- 装着する時間 入浴・就寝時以外は忘れずに身につけていただくようお願いいたします。
測定日誌に「活動量計の装着」「外出・帰宅時刻」などを記録してください。
防水ではないため、服に装着したまま洗濯しないようにご注意ください。
■10. 測定日誌の記入概要
1) ご記入内容について
測定日誌は「世帯主用」と「同居者用」に分かれています。日誌に以下の3つの内容をご記入ください。
- <必ずご記入願います>生年月、体型(身長・体重)、性別
- 朝記入の項目
記入日が休日であるかどうか(出勤日でない等)
起床時刻、起床時の疲れ、昨夜の寝付き、昨夜の睡眠の質 - 夜記入の項目
外出/帰宅時刻、飲酒の有無、睡眠薬の使用、就寝時刻
活動量計の装着状況、血圧計の測定状況(測定まちがいの場合のみ)
1. は測定開始前に1度だけご記入いただき、2. と3. については所定の記入時間に毎日(14日間)ご記入ください。
「同居者用」日誌の記入は、測定調査に協力されている同居者の方が行ってください。
2) 朝・夜の記入時間について
朝記入の項目:起床時
夜記入の項目:就寝前
< 測定日誌(参考)>
■11. 世帯主用・同居者用アンケートの概要
ご回答いただくアンケートは次の2種類ございます。
- 世帯主用アンケート
- 同居者用アンケート
1) 世帯主用アンケートについて
世帯主の方がご回答ください。
2) 同居者用アンケートについて
同居者用アンケートは、20歳以上の同居者の方の人数分をお送りしています。
測定調査に協力されている同居者の方は必ずご回答ください。【必須】
その他の同居者の方は【任意】となりますが、ご協力のほどお願いいたします。
問68にて、ご回答者が「測定に協力されている同居者の方かどうか」を判断いたします。必須/任意ともに問68は必ずご回答ください。
なお、測定機器やアンケート等の返却・提出状況等に関して、調査事務局(一般社団法人日本サステナブル建築協会:JSBC)または担当の住宅改修事業者からお問い合わせをさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
お問い合わせ先:調査事業本部 一般社団法人日本サステナブル建築協会(JSBC) 健康調査担当(柘植つげ、吉田、青木) 電話:03-3222-6391(平日10-12時、13-17時) メール:swhsurvey@jsbc.or.jp